COQ10と心臓
CoQ10 は 1957 年に発見されましたが、ビタミンの発見が比較的遅く、現在インディアナ州のパデュー大学にいる Frederick Crane 博士によって行われました。4 年後、エディンバラ大学のピーター D. ミッチェル博士は、CoQ10 が細胞レベルでエネルギーを生成する方法を解明し、1978 年にこの発見でノーベル化学賞を受賞しました。
1960年代半ばまでに、日本の研究者は、CoQ10が心筋または心筋に集中していることを認識しました.心臓におけるその役割は理にかなっています。心臓は体の中で最もエネルギーの高い器官の 1 つで、1 日に約 10 万回、1 年に 3,600 万回鼓動し、「生体エネルギー」を CoQ10 に依存しています。1980年代初頭、テキサス大学生化学研究所所長のフォルカーズと故パー・H・ラングショーン医学博士（ピーターの父）は、進行性の一種である心筋症の治療におけるCoQ10の最初の研究を実施しました。心不全。
調査結果は驚くべきものでした。米国科学アカデミー紀要のフォルカーズとラングスジョーンの報告によると、十分に管理された研究では、心不全で死亡すると予想されていた 19 人の患者が「驚くべき臨床的改善」を示した (1985 年 6 月;82: 4240-4)。
ケーススタディは、CoQ10の劇的な効果を示しています。Biochemical and Biophysical Research Communications (1993 年 1 月 15 日;182:247-53) で、Folkers は心筋症に苦しむ 43 歳の男性について説明しました。CoQ10を与えられた後、彼の肥大した心臓は小さくなり（より効率的に機能していることを示しています）、「非常にアクティブなアスレチックライフスタイル」を再開することができました.別の患者、非常に重度の心筋症の50歳の男性の心機能は、CoQ10を服用した後に回復し、それ以来「活動の制限はありません」.
心不全の治療におけるCoQ10の役割は、他の多くの研究で確認されており、それ以外の場合は薬物（ベータ遮断薬やACE阻害薬など）または心臓移植で治療されます.サンプリング:
· 心不全または虚血性心疾患で 806 人の患者を治療している 65 人の心臓専門医が、CoQ10 の「有意な」利点を示しました。(Langsjoen, PH, Klinische Wochenschrift, 1988;66:583-90.)
· イタリアの 173 の医療センターにいる 2,500 人の心不全患者に、毎日 50 ～ 150 mg の CoQ10 を 3 か月間投与しました。患者の 80% に何らかの改善が見られました。(Clinical Investigator、1993 年 8 月;71S:145-9)
· CoQ10を服用している319人の患者とプラセボを服用している322人の患者を比較した12ヶ月の二重盲検研究.CoQ10は、心不全の合併症と入院の必要性を減らしました.(Clinical Investigator、1993 年 8 月;71S:134-6)。
COQ10とがん
CoQ10は心不全の治療で最もよく記録されていますが、最近の2つの医学雑誌の記事は、癌の治療に非常に有望であることを示唆しています.Biochemical and Biophysical Research Communications (1993 年 4 月 15 日;192:241-5) で、Folkers は、心不全のために CoQ10 を投与された 10 人の癌患者について説明しました。1977年に手術不能な肺癌と診断された48歳の患者の1人は、17年間CoQ10を服用している間、癌と心不全の症状の兆候がありませんでした!別の患者である 82 歳の男性は、結腸癌の治療を受けていました。
デンマーク、コペンハーゲンのがん専門医である Knud Lockwood 医学博士は最近、抗酸化ビタミン、必須脂肪酸、および CoQ10 による 32 人の「高リスク」乳がん患者の治療について説明しました。「死亡した患者はおらず、全員が幸福感を表明した」と、彼は Biochemical and Biophysical Research Communications (1994 年 3 月 30 日;199:1504-8) に書いています。「約4人の死亡が予想されていたので、これらの臨床結果は注目に値します。24 か月経った今でも、すべてが生き残っています。約6人の死亡が予想されていたでしょう。」
32人の患者のうち6人が部分的な腫瘍寛解を示し、2人は非常に高用量のCoQ10の恩恵を受けました.1 人は、乳がんの家族歴を持つ 59 歳の女性で、左乳房から腫瘍を切除しました。がんは再発しましたが、患者が 90 mg を服用したとき、直径が約 1.5 ～ 2 センチメートル (約 1/2 ～ 3/4 インチ) で「安定」しました。毎日のCoQ10の。CoQ10の摂取量を390mgに増やしてから1ヶ月。毎日、腫瘍は消えました。マンモグラフィーはその不在を確認しました。
74 歳の別の患者は、右乳房から小さな腫瘍を切除しました。彼女は追加の腫瘍を除去するための 2 回目の手術を拒否し、毎日 300 mg の CoQ10 を摂取し始めました。3か月後、検査とマンモグラフィーで腫瘍や転移の証拠は見つかりませんでした。
35 年間で約 7,000 例の乳がんを治療してきた Lockwood 博士は、CoQ10 を使用するまでは、「1.5 ～ 2.0 cm の乳房腫瘍の自発的な完全な退縮を見たことがなく、従来の抗がん剤で同等の退縮を見たこともなかった」と書いています。 -腫瘍治療。
COQ10とエイズ
最も注目すべき発見の 1 つは、CoQ10 補給が後天性免疫不全症候群 (AIDS) の患者の寿命を延ばす可能性があることでした.1986 年、Folkers と Per Langsjoen は 7 人の HIV または AIDS 患者の治療を開始しました。すべての患者が一貫してCoQ10を摂取したわけではありませんが、「治療は非常に励みになり、時には驚くべきものでさえありました」とFolkersはBiochemical and Biophysical Research Communications (1988年6月16日;153:888-96)に書いています.「7 人の患者全員 (AIDS 3 人、ARC 4 人) は、CoQ10 を開始してすぐに気分が良くなりました」と Folkers は書いています。
CoQ10の医学的話が経済的陰謀の1つに変わるのは、AIDSの治療です.AIDS/CoQ10研究が行われたテキサス大学は、AIDS治療のための「使用特許」を申請しました。特許 (#1,011,858) は、CoQ10 と免疫機能に関するいくつかの特許の 1 つで、1991 年 4 月 30 日に付与されました。
1993 年、大学は使用患者を、投資銀行家であり、フォルカーズの最初の心筋症研究の患者の 1 人であるジェームズ ライアンに売却しました。Ryan Pharmaceuticals の責任者である Ryan は、使用特許に数十万ドルを支払い、その後、米国/カナダのバイオテクノロジー企業である Receptagen に推定 200 万ドルで売却しました。同社は、今後 2 年以内に AIDS の治療のために CoQ10 の処方バージョンを販売する予定です。
